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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

花祭りと赤い絨毯

浜北の展示会を抜け出して奥三河の花祭りを見てきました。
奥三河では霜月を中心に17箇所の部落で、数百年まえから伝わる花祭りが行われています。

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民俗学者の早川孝太郎氏や折口信夫氏などによってその神秘的な風俗が伝えられています。
愛知県から長野県へ抜ける天竜川流域の東栄町、豊根村、津具村で行われるこの祭りのハイライトはなんといっても鬼の登場です。



 トリックスターとしての、榊・山見・茂吉などの鬼は真っ赤な衣装と赤いお面で賑々しく現れす。

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この鬼は大きなマサカリを担ぎ荒ぶります。これは金棒つまり製鉄技術をもたらした渡来
の人々とも共通するイメージです。
悪霊を追い払い無病息災を願う【へんばい】と呼ばれるステップ【たたら】を踏みながら祭り
の中心である【花舞台】を暴れまわります。

この赤い恐ろしい仮面と衣装そしてマサカリは、製鉄民であり騎馬民族の雄である
トルクメン族(西域の騎馬民族)の赤い世界と関連性を彷彿させます。
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縄文時代から日本の先住民との関わりを描いた宮崎駿監督の映画【もののけ姫】の
世界が現代に息づいているという感じでしょうか・・・。
極東アイヌ~シベリア先住民~中央ユーラシア騎馬民族~トルコ(チュルク)へと繋がる
シャーマニズムとも深い関係があるでしょう。
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       エルサリ・トルクメン ジュワル(衣装入れ袋)パイル
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       テッケ・トルクメン ジュワル(衣装入れ袋)部分パイル

トルクメンを代表とする赤い絨毯に見せられてしまうのは、私たちのDNAのなかにこんな
血が残っているからかもしれません。
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by caffetribe | 2005-12-27 14:02