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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

べシール絨毯の中のチューリップ

今日は春分の日、イランではノウルーズを向かえ、新しい年に皆何かを願っている事でしょう。
そういえば日本でも正月からもう3ヶ月も経ってしまっていることに、少し驚きです。
もう桜前線もじわじわと北上を続けているというニュースも聞こえていますね。

そういえば、公園のチューリップはもう満開でした。
前回に紹介したベシールと呼ばれる絨毯の中のサイドボーダーに表現された、可愛らしいチューリップのモチーフです。
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    ▲これもベシールの小さいお祈り用の絨毯です。
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a0051903_12525234.jpg▲このフィールドにも可愛らしいチューリップが表現
されています。ペルシア語でチューリップはラーレ
と言いますがトルクメンでは、チルピィと呼ばれ、言
葉としては我々の知るチューリップにより近いです。
中央アジアに原種があるようで、知人は野生のチュ
ーリップをみた事があるそうです。
右のもシンプルだけどチューリップに見えます。




a0051903_12542026.jpg ▲このトルクメン族の民族衣装は、文様が表現するそのままにチルピィと呼ばれています。袖が付いている服もありますが、これは頭から被るもので、日本でも庄内地方に残る「かつぎ」と呼ばれる被りモノに共通します。両側にある袖のようなものは、飾りで腕を通す事は出来ません。
実際には少し中心からずらして微妙にたれる袖(のような物)をずらすのが、お洒落のようです。
また、このチルピイは地の色が3つのタイプに色分けされていてます。赤及び黒、黄色、白ですが。赤及び黒は一般ですが、黄色は男の子を産んで立派に成人させたお母さんだけ、そして白は63歳?を過ぎた長老のだけが着れると聞いた事があります。おそらく厳しい遊牧生活で60歳を越えると言うのは、おめでたい事であったでしょう。この白いチルピィは一度だけしか見たことがありませんが、実際に着ている人をみたら、神々しく観えるのではないでしょうか・・・。



▲下の生地が見えないほど、びっしりと丁寧な刺繍が施してあります。
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次回こそ絣モチーフで・・・。
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by caffetribe | 2006-03-21 21:00