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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

双子のプレイヤーラグ

旅と絨毯とアフガニスタンのブログでタイトルどおりの日本では貴重な情報の紹介をされているFさん。
危険が伴なう地域や困難な状況にある人々を、さらりとさわやかに伝えてくれる感性にが好ましく、楽しんでいます。
■今回のOne more prayer rug には驚きました。ほんとうにそっくりな双子のような絨毯ですね。もしかしたら、同じ地域、ひょっとして同じ女性が織ったものかも知れませんね・・・。
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■個人的には、タイマニというよりはチャハールアイマク系のフィロズコヒあたりではないかと思っています。
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■羊の角のようなモチーフや、モスクのイメージを抽象化したようなモチーフ、色彩など本当に良く似ていますね。まさに双子という感じでしょうか?微妙な違いとしてブログでも紹介されていた、年号『1338年』の部分が違うようです。こちらのは数字とも見えなくは無いのですが、モチーフの様でもあり、とても気になっていた部分です。今回のFさんのブログでなにかその謎が解けるような気がしています。いつか実物を見せてください。
■ちなみに、イランなどで使われているヒジュラ暦では1338年を33で割り=約40。それを1338からひく=1298年。さらにイスラム暦の622を足すと=1920年となるのですがそのくらい経っているのでしょうか?こちらのはかなりパイルが減っていてやはり80年くらい前のものではと想像していました。
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■これは気に入っているprayer rugの一枚ですが、おそらくタイマニ族のものと思っています。
サブのボーダーの独特な模様とメイン部分の艶やかなブルーなどは、タイマニ的といえるのでしょうか・・・。

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■是はもう手元になく、思い出のprayer rugですが、アイマク系のジャムシーディあたりではと想像しています。最も色彩などはたぶんに近隣のバローチ族の影響を受けていると思います。驚くほど艶のある羊毛が使い込まれてピカピカで、今でもその感覚は良く覚えていて未練が残っています。
Fさんもお気に入りのように祈祷用の絨毯には思いいれの強いというか、魅力的なものが多いと私も思います。

■それにしても、遠いアフガニスタンの片田舎から時空をこえて、はるか日本に飛んできた2枚の絨毯には、良い意味での因縁のような深いものを感じました。
■ちょうど『読む会』でFさんとこちらの共同訳でリードを終え、部族じゅうたんの奥儀についての認識を深めつつもあり、これが部族のもつ共時的な世界にリンクしてしまったという感じなのでしょうか・・・?。
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by caffetribe | 2006-07-17 11:11 | 部族の絨毯について。