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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

タイマニ族の絨毯

実は15年ほど前からタイマニ族(アフガニスタン北西部)の絨毯にはまっております。
ただこの部族に関しては、情報が少なく詳しい事があまりわかっておりません。もしアフガニスタンやじゅうたんなどに詳しい方がいらっしゃれば是非とも、どんな些細な事でも教えていただけるとありがたいです。
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■現在ある情報としては、『ORIENTAL RUGS』 シリーズのVolum3 AFUGANISUTAN<Richard. D. Parsons>のなかにほんの半ページほどの紹介があるくらいです。ドイツから出ている同様のアフガニスタン絨毯の専門書には、2~3ぺージの記述があるのですがドイツ語なので諦めました。

■どこがいいのかと考えてみると、ハムサのように文様が可愛いとか、トルクメンのように緻密で完成度が高いとか、バルーチのような神秘的な色彩があるとかいう特別な理由があるわけではないのですが、どこかホット気持ちが和む感じがあるのです。要するに好きなのです。
少し前に流行った韓流ドラマで、『好きという気持ちに理由なんかないんです。』とかいうせりふがありましたが、そんな感じでしょうか・・・・?

そこで数回に分けて紹介したいと思います。
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■これは部族絨毯の王者ともいえるトルクメン族のギュルモチーフをおそらく借用?取り込んだデザインとなっています。ただしトルクメンのように、くっきり、はっきりではなく、どこかゆるりとした間抜け間があるのです。このあたりがなんともタイマニらしさといえるでしょうか?
■トルクメンに限らず、バルーチ族やウズベク族など絨毯やスザニなど西・中央アジアを代表する手仕事の良いところ取りをよくしています。
この絨毯は、さわり心地絶妙で、思わず寝転がりたくなる気持ちよさです。もしかしたら山岳民族という噂もある、タイマニ族が、高地の山羊(カシミヤのような?)の毛を使用したのではないかと想像しています。
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■この絨毯もタイマニ族の典型的な色彩です。おそらく茜(ロナス)を使用していると思いますが、あまり重ね染めをしないためか、はんなりとした、夕焼けのような穏やかな色合いです。
この文様もギュルのような8角形に近い形をしていますが、どれもが微妙に歪んでいて、それがあっちを向いたりこっちを見たりという不思議な遠近感を出しています。
色むらのある柿の渋で染めたような、和風な味わいは、東北の茅葺屋根の民家の縁側にでも
敷きたいような雰囲気です。
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by caffetribe | 2006-07-18 19:15 | 部族の絨毯について。