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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

マシャド~ザへダン~クエッタ

マシャドからクエッタ行きの飛行機は早朝の7時だったのだが、友人のサレヒが何時になく早めに空港へ行った方がいいとせかすので、3時に空港に向かった。ところが夜中の3時に空港の手前から信じられないような大渋滞が待っていた。マシャドの飛行場はこれまで何度か利用していたのだが、こんな事は初めてだ。
市内からは15分ほどで着くのだが、空港の手前からまったく車が動かなくなってしまった。渋滞は延々と空港の駐車場まで続いているようだ。時間に余裕があったので暫く待っていたのが車は動き出しそうな気配なし。いよいよしびれを切らし、荷物をトランクから出して歩き始める事にした。驚いたことに、空港周辺は車と人でごった返している。それも夜中の3時に・・・。
少し焦り始めて,空港へ入るもののどこもかしこも満員御礼の人だかり。
聞けば、多くがメッカへの巡礼者。そしてそのハジにあやかれとばかりの見送りの家族・親類・友人などが溢れかえらんばかりに、空港に屯していたのだった。
こちらもあわてて、ローカル空港でのクエッタ行きのチェックインカウンターを探すのだがどこにも見当たらない。身動きもとりにくい状態で、まさに右往左往していると。サレヒがどこからか扉を見つけ、その向こうに国際便のカウンターがあるという。パキスタン方面でも国際線なので、荷物のチェックやパスポートコントロールなどで、2時間前にチェックインなのだが、なんだかんだでもう6時に近くなっていた。あわててクエッタ行きの列に並ぼうとすると、大きな荷物をいくつも抱えた民族衣装のパシュトゥーン人の団体が前にいる。これは時間がかかりそうだ・・・。
彼らの多くは聖地マシュハドのイマームレザー廟に巡礼に来ているのだろうか、当然しっかりとトレードもしていくのだろう。暫く待ってやっと順番が来たのだが、前にいた大きなスーツケースを4つも抱えた男が、例によって荷物検査で引っかかる。
明らかにオーバーウエイトなのだが、どうもそれを支払う、イランのお金を持っていないらしい。後ろの客などお構いなしに口論がはじまった。聞けば、ドイツからイランを経由してカンダハールへ向かう在ドイツのアフガニスタン人のようだ。ドイツマルクはあるが、税関は受け取ろうとしない。
てなわけで時間はどんどん過ぎていく・・・。らちが明きそうにないので、しょうがない帰ることは無いかもしれないが、ポケットにあったありったけのリアル札を彼に貸すことにした。
20ドルほどだが、これでなんとか税関を通過する。何時になく早く空港に行けといってくれたサレヒに感謝する。
今回の目的のひとつは、このパキスタン経由フライトがイランの古いモノをチェックするかどうかという事であった。パキスタン・アフガニスタン人が多いので重量には厳しいが、中味はあまり見ないようだ。ただいつもこんなに混み合っているのかどうかは不明だが・・・。
入念なパスポート・ボディチェック済んで、ほっとすると猛烈にのどが乾いてきた。
ジュースを買って少しぼーっとすると、さっきのアフガニスタン人が隣に座った。
聞けばドイツから大量の衣料品を持ってアフガニスタンに帰るらしい。先ほどのお金はクエッタについたら知人が迎えに来るのでそのときに返すと言う。なかなか律儀な男だった。
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by caffetribe | 2006-09-15 18:34 | 出会いの旅