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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

西・中央アジアの民族衣装~1

本の紹介をします。
~イスラムのヴェールのもとに~ 世界の服飾・染織シリーズ ●アジア編
文化学園服飾博物館編   文化出版

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日本をはじめとして,世界各地からの膨大な『服飾・染織品のコレクション』を所蔵する文化学園服飾博物館の30年に及ぶ地道な収集品を系統立てて編集した総合図録で、意義深い内容である。
実際の企画展示では限られたものしか出展できない事が美術館や博物館の悩みのひとつだそうであるが、今回はイスラム圏からの貴重な収集品が数多く紹介されてい嬉しい。

さすがに服飾博物館らしく、カラフルに色分けされた解説や自由なレイアウトなどは単なる図録とは違って、何度でも開きたくなるセンス溢れる本に仕上がっているとおもう。

収集から解説までこの本の中心的存在である道明先生にお会いした際に,「このところ度重なる紛争や自爆テロなど暗い話題の多いイスラム圏の人々にも華やなか色彩や造形の民族衣装や染織文化が面々と続いてきた歴史があることを知って欲しい」というメッセージをいただいた。あまり知られていない、パレスチナの人達の素晴らしい色彩感覚や愛情溢れる手仕事の民族衣装など心をこもった貴重なコレクションには目を見張る。

中にある民族や風景写真も綺麗であるが、『旅と絨毯とアフガニスタン』のブログのFさんがいくつかの写真提供をしている。
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by caffetribe | 2007-03-17 18:01 | おすすめの本