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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

ウズベキスタンのIKAT

インドがIKATの女王としたら、ウズベキスタンのIKATは今流行の王子かな~などと思いつつ調べてみると、実に素晴らしいものが多く織られてきた。

ウズベキスタンはフエルガナ盆地などで、かなり昔から手紡ぎの絹糸が生産されていたようだ。
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これはウズベキスタンが世界に誇る手仕事の数々をまとめたものだが、360ページに亘ってどれも素晴らしいものを集めて紹介している。
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これは中でも必見の男性用上着、いわゆるチャパンとして知られているものだ。
ウズベクの布文化を結晶したように、表はベルベットのIKAT、袖と前身ごろにはスザニ、裏にも絹のIKATと通称ロシア捺染という更紗という懲りようである。
このチャパンがなまって日本の襦袢(じゅばん)となったという話を聞いたことがあるが、このスタイルを見るとありそうな話である。
本来騎馬民族でもあるウズベク族が、馬に乗るのに着やすいように前が開けていて、この下にはゆったりとしただぼだぼズボンをはくのである。
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これも見事なIKATのズボン(シャルワール)である。
これを上下で着たらさぞかし鮮やかであっただろう。
ウズベク族はつい最近までこのようないでたちをしいていたらしい。

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これはカーテンのようにテントや部屋の中の間仕切りとして使われていたもののようだが、どれもが見事な色彩とモチーフである。
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これも男性用のコート。
写真 Heirs to Silk Road ( UZBEKISUTAN) から

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このお二人は欧米のIKATコレクターで、先のICOC(絨毯国際会議)でのものだが、毎日違うチャパンや民族衣装をきて集まった人達の視線を集めていた。

同時にICOCではトルコ人メメット・チャチンカヤ氏の見事なコレクションをイスラム美術館な内で行っていて、これでもかという内容のウズベクIKATの展示を見ることが出来た。
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どれもが、だいたんかつ繊細なモチーフで状態もよく多くの人々目を楽しませていた。

タイムマシーンにのって100年まえのブハラやサマルカンドのに行き、このような見事なチャパンをさりげなく着こなした粋な人々の姿を見てみたいものだ。

《参考文献》
K.PAVALOI著 UZBEKISTAN

IKAT COLACITION BY MEMET CHECINKAYA ISTANBUL.
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by caffetribe | 2007-09-10 19:23