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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

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12月4日までで終わってしまう、世田谷美術館でのモスクとパレス展を再訪しました。
やはり見れば見るほど見ごたえのある、ものばかりでした。
絨毯通のあいだでは、かの有名なアルデビル絨毯(今回は来ていない)よりも文様の
凝り具合という点評価の高い、チェルシー絨毯をじっくりと見てきました。

おりしもイスラム教を信仰する人々の多い大使館関係の奥様方のご一行も訪れていて
たいそうにぎわった感じでした。

会場の出口の所で、懐かしい人に出会いました。15年ほど前にこの仕事を始めた頃に
お世話になった方でしたが、そこで3枚のペルシア絨毯を並べて販売していました。

オネストという会社で最高級絨毯を扱っている方ですが、昔話に話がはずみ、ひょんな
ことからしばらくそこでお留守番をする事になりました。

この展示会を見にいらっしゃる方々が、絨毯に対してどんな反応をお持ちなのかを
感じられる絶好の機会と思ったからです。
もちろん美術館内にあるのは、オリエント絨毯文化の最盛期のそれもスルタン(トルコ)
シャー(イラン)という宮廷文化の花開いた、絶頂期の作品です。
外に販売用に展示していたのは、その流れを汲むイランの都市工房物のいわゆるペルシア
絨毯で、このブログで紹介していきたいのは、その源流にある生活必需品である部族モノや
村で女の人が、家計のために織るるような素朴な絨毯です。
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オネストのI氏

このあたりは、英国人の絨毯研究家Jon-thompson氏の「Carpet magic」に詳しく分類
されていて、絨毯研究会の分科会で「読む会」を行っています。

会場から、興奮気味に出て来られる方々の絨毯に対する反応は様々でしたが、やはり
真っ先に付いている値段に眼が流れてしまうようでした。
これは展示品のキャプションを追っていた、条件反射のようにも思えて面白かったです。

そんな美術館とは、対極にあるパキスタンのクエッタの絨毯商たちです。
夕方になると、バザールの屋上に集まって、チャイを飲みながらカードをしたり、詠ったり
のんびりのんびり日は暮れていくのです。
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by caffetribe | 2005-11-30 18:11
新日曜美術館で建築家、吉村順三の家を見ました。

これまで見た様々な家の中でこれほど絨毯(特にタイマニ族の)を敷いて見たいと
思った家はありませんでした。

特に軽井沢の家は大きな鳥の巣が、雑木林の中にたたずんでいるようで和みました。
特別な造形的うったえはないのですが、落ち着きそう、住んでみたら、良いんだろうな
と直感的に感じました。
住んでみてはじめて更に良さがわかるという、コメントもありましたが、「簡素にして品格のある」
素敵な空間でした。
部屋には、新しそうな真っ赤な平織りの敷物がありましたが、大きな窓からみえる緑と
調和していました。
ここに少し古びたタイマニを敷いたらなあと、ついつい職業病がでてしまいましたが・・・。

もっともはまっているタイマニの絨毯を紹介します。
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    アフガニスタン ヘラート東部 山岳遊牧民タイマニ族 お祈り用絨毯
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by caffetribe | 2005-11-29 18:38 | 部族の絨毯について。
部族の絨毯とや布に見せられて、はや20年が経とうとしています。
これまでに集めたモノや情報をこのブログで少しずつ紹介していきたいと思います。

昨日まで、インテリアトレンドショーJAPANTEX2005に出展していました。
多くの人たちとの出会いの中で、様々な希望の光が見えたように感じました。

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世界中の先住民や少数部族の手仕事の紹介を通じて、20世紀に消えていった
多くの手仕事の遺産を見つめなおし、次の世代へ繋げて行ければ・・・という思いです。

希望をこめて「虹を渡る」映像を、入れることの出来なかったSiddiq Barmack監督の住む
アフガニスタンの部族のフエルトを紹介します。



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   アフガニスタン ハザラ族 フエルト
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by CAFFETRIBE | 2005-11-27 15:03 | 部族の絨毯について。