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部族の絨毯と布 caffetribe

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部族の絨毯と布

サドルバック考-2

●サドルバックの止め口の最後の部分ですが、実はこのようになっています。
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●全部に紐を通し終わったところで、端に結びついている紐を通して出来上がり、これで驚くほどしっかりと止まります。ラクダや馬などに積み込まれて、かなり激しく揺さぶられても中味が飛び出ると言う事はまずありません。まさにファスナーの原点。完全手動ファスナー(止具)です。
紐が切れたり壊れても、その部分だけを取り替えればすむので、結構合理的かもしれません。
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これはサドルバックの王者ともいえる、ロリ/バクチアリ族の珍しい木綿地のモノです。スマック織りという技法で鳥や動物の頭文様(ジェームス・オピエ氏のトライバルラグに詳しい)が目いっぱい表現された、トライバルウィービングらしい一枚です。

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こちらもロリ族のものと思われるパイル(絨毯)のバックです。a0051903_19394753.jpg



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これはイラン北東部でもうすぐトルクメニスタン国境のカラートナデリィ地方(ナデルシャーの砦)のモノですが。
アフシャール族という説と独特のモンゴル系の混ざった部族と言う説があります。昨年尋ねて見ましたが、確かにクルド族ともアフシャール族とも少し違う部族でした。
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●上から綴れ織り(はつりの部分)・パイル(結び)・紋織り=文様がはっきり表現できるの3通りの違った技法が使われています。

●マシャドあたりの絨毯商たちもこのカラートの絨毯やキリム(紋織りが多い)は、他のものとは違う高い評価をしています。確かに織りの技術が高く、細かさや色の使い方も洗練されています。今後さらに追及していきたい部族(土地)です。

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これは、コーカサス地方のジジム技法のモノですが、きっと他人には見せられないなにか秘密なものを入れていてのでしょうか?興味が募ります・・・。
ちなみに紐が切れていて、袋は開きます。
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by caffetribe | 2006-06-02 20:00 | 遊牧民の道具から