バローチ文化年(最初の集い。)
紹介者はもちろんW大学のM先生です。
M先生の日ごろの努力か行いの良さか、集まって頂いた方々の多くは若々しく、個性的な方ばかりでした。
皆さん熱心に先生のお話と貴重な映像に見入っておられました。
=「M先生所有の絵葉書から」=
この日もバローチ族の個性あふれる映像と貴重な音源が紹介され、バローチ文化年にふさわしい?バローチワールドが展開されました。お下げ髪の似合う愛らしくも、野蛮な男たちの世界です。
今回の音源は、古いカセットテープをデジタル化した古くも未公開な演奏もありあっという間の2時間でした。
上の楽器はバローチ族の大好きなサローズという弦楽器です。哀愁を帯びた音色です。
注目はビーズやスパンコール?色つき画鋲などでデコレーションされた楽器です。ネック部分にはキリムのような毛織物の飾りもついていました。写真に撮り忘れ今でも悔やんでいるのは、この楽器が入っていた緑色の素敵な袋です。たくさんの房飾りや刺繍などが施された装飾にあふれたグッズでした。
最近はブームが去りつつあるようですが、デコ・デコな携帯や古くはトラックなど日本でも好きな方はいる世界です。
パキスタンでは今でも現役です。
会場にはこんな感じのバローチ刺繍の民族衣装を着た方もこられ、皆さんの感心を集めていました。
写真は2001年9月11日~M先生とともに旅したクエッタ~カラート~ニチャラ村の風景です。
9.11以降大きな変化のあったアフガン~パキスタンですがここに暮らす彼らにも多少の変化があったのしょうか?
何も変わらずに以前と同じような生活が続いていることを願っています。